【宅配を効率化できる10の方法】配達員が効果を実感

宅配

現役の配達員です。

宅配中にさまざまな方法を試して、日々、荷物を早く丁寧に配れるよう試行錯誤しています。

今まで試してきた方法で、宅配が効率化されたと実感した方法をまとめました。

住民の生活パターンを覚える

住民の生活パターンを覚えると配達効率が上がります。

なぜなら、無駄な配達をせずに済むからです。

夜しか在宅していない家に、昼間に配達しに行っても、荷物は渡せませんよね。

逆もまた然り。

住民の生活パターンを覚えておかないと、在宅していない時間に配達に行ってしまい、時間もガソリンも無駄になってしまいがち。

なので、住民の生活パターンを覚えて、在宅しているタイミングに合わせて配達し、一発で終わらせることで、宅配が効率化されます。

裏道を覚える

裏道を覚えると宅配が効率化されます。

なぜなら、信号が少なく、人通りも少ないため、滞りなく運転できるからです。

表通りは道が広く、運転しやすいですが、その分、人通り・車通りが多く、また信号機も多いです。

配達が滞ってしまう要因が多くあるので、裏道を使って、素早く移動しましょう。

最短ルートよりも配達完了できるルートを回る

最短ルートよりも配達完了できるルートを回った方が、宅配が効率化されます。

なぜなら、全ての家に常に誰かが在宅していて、荷物を受け取ってもらえるわけではないからです。

宅配は、勤め先の運送業者にもよりますが、二度回りが基本です。

一度配達しに行って、いなかったら不在票を入れて、再配達依頼が入れば、指定された時間に、再配達依頼が入らなければ、配達員の裁量でもう一度配達しに行くというのが二度回りです。

これをやらないと、荷物を渡せる量が減るので、延々と荷物が繰り越されてしまい、今日よりも明日、明日よりも明後日という具合に、荷物量が雪だるま式に増えてしまって、最終的には捌ききれなくなり、未配達の荷物が発生してしまうという悪循環に陥ってしまいます。

なので、二度回りが宅配の基本となるのですが、一回で荷物を渡せれば、それに越したことはありません。

極端な話、すべての荷物を一回の配達で渡すことができれば、宅配にかかる時間・ガソリンが半分になるわけですから。

そこで、自分が今いる位置から近い配達先へと順番に行く最短ルートよりも、荷物を渡すことができる配達先から優先していく方が、二度回りせずに済むので、効率が良いです。

例えば、商業貨物などは、荷受人が法人なので、平日の昼間なら高確率で荷物を受け取ってもらえるため、近場だけど配達完了できるか不明な配達先よりも優先するといった具合ですね。

最短ルートよりも配達完了できるルートを取った方が、二度回りを減らせるので、宅配が効率化されると思います。

家の入口を覚える

家の入口を覚えると宅配が効率化されます。

なぜなら、家の入口を間違えると、家の外周を回って、正しい入口へと辿り着かねばならなくなるので、時間ロスが発生してしまうからです。

仮に荷物を100個持っていて、全部の配達先で入口を間違え、正しい入口に辿り着くのに平均1分かかった場合、全部で100分の時間ロスになります。

配達頻度の高い家だけでも、入口を覚えておけば、入口間違いによる時間ロスを減らせるので、宅配が効率化されますよ。

置き配できる配達先を増やす

置き配できる配達先を増やすと、宅配が効率化されます。

なぜなら、一回で配達完了できるので、二度回りせずに済むからです。

勤め先の運送会社が、置き配に対してどのような措置を取っているかにもよりますが、禁止されていないのなら、荷受人と交渉して、置き配させてもらえるようにしておくと、宅配の効率が上昇しますよ。

下記記事に、置き配サービスを安全に利用するならばどうすればいいのか考察したことをまとめました。

下記記事に記載したことは、安全を保障するものではないですが、安全度を高めることにはつながると思います。

なので、荷受人と置き配の交渉をする際に、置き場所をどこにするかなど、交渉のヒントとして活用してみてください。

荷物を見つけやすいように積み込む

配達先に到着した時、荷物を見つけやすいように積み込むと宅配が効率化されます。

分ける粒度としては、町ぐらいがいいと思います。

大きい町を一つ担当しているという場合は、町ではなく丁の粒度で分けるといいかと。

積み込む位置は、最初に配るエリアを運転席の後ろ、2番目に配るエリアを荷台部を上から見たとき後部右辺り、3番目に配るエリアを後部左辺り、最後に配るエリアの荷物を助手席の後ろに配置すると無駄がないと思います。

軽バンで宅配する場合、上記の積み方をすることで、どの位置にある荷物でも、取り出しやすいからです。

軽バンは車体の左右にドアが付いていますし、後部もバック・ドアが付いているので、上記の積み方なら、どのエリアの荷物もドアを開いてすぐに取り出せますから、急なルート変更で、別のエリアに行く場合でも、臨機応変に対応できますよ。

遅い時間指定の荷物は先に積む

遅い時間帯の時間指定は、先に積み込んでおくと、宅配が効率化されます。

なぜなら、宅配が始まってから早い段階で必要になる荷物が取り出しやすくなるからです。

遅い時間帯指定の荷物は、宅配が始まってからしばらく触る必要はありません。

なので、車の荷台を上から見たとき、他の荷物を積み込むより先に、中心部分に置いておくと良いです。

基本的に宅配は荷物量が多く、荷物を上積みすることが前提となるので、一番下の段にしておきましょう。

そうすることにより、早い段階で必要になる荷物が配達完了して、減っていくにつれ、中心部に配置した遅い時間帯指定の荷物が取り出しやすくなっていきます。

遅い時間帯指定の荷物が邪魔にならず、早い段階で必要になる荷物が取り出しやすくなり、配達効率が上がるので、おすすめですよ。

不在時、配達先に電話する

不在時、配達先に電話すると宅配の効率が上がります。

なぜなら、二度回りする回数が減るからです。

100発100中というわけではないですが、「今、宅配に伺ったのですが……」と電話すると、「置いといていいよ」と言われることが割とあります。

数十秒から1分ほどで終わる電話を1本かけるだけで、再配達する手間がなくなるので、面倒くさがらず、荷受人の携帯番号が荷物に記載されている場合は、まめに電話すると、宅配が効率化されていくでしょう。

固定電話しかわからない場合は、電話する意味がないので、しなくていいです。

大きい荷物は在宅確認を取る

大きい荷物は在宅確認を取った方が配達効率が上がります。

なぜなら、宅配の効率が下がる要因の一つに、配達先に到着したけど、荷物が見つからないことが挙げられ、その回数を減らすことにつながるからです。

荷台がすっきりしていた方が、荷物を探しやすいです。

空きスペースがあれば、探すのに邪魔な荷物を避けて置いたりできますから。

でも、空きスペースがないとそれもできず、唯々探しづらい。

なので、荷台を圧迫している大きい荷物の在宅確認を取って、早めに配達完了しておけるなら、配達してしまった方が、後々の配達がしやすくなります。

ただ、やみくもに大きい荷物を優先して配達しろと言っているわけではなく、午前中の指定が入っている荷物を配達する道中に寄って行けるなら寄るなど、自分の配達予定に上手に絡めてあげるのが理想ですね。

オリジナルの地図を作る

オリジナルの地図を作ることで、宅配を効率化できます。

google mapやYahoo! mapに出てこない丁番はたくさんあります。

特に、新築物件は出ません。

なので、自分のオリジナル地図を作ることで、宅配の時に、配達先の所在が分からなくて、探し回る手間が減っていき、宅配の効率を上げることができるでしょう。

ゆくゆくは、置き配できるか否かや、何時ごろに在宅しているかなども、地図に書き込んでいくと、自分にとって使い勝手の良い、最高の地図になっていくと思います。

ちなみに、オリジナル地図をつくる副次的な効果として、頭に記載した情報がインプットされていくので、地図を見なくても、番地だけ分かれば、目的地までたどり着けるようになりますよ。

まとめ

宅配を効率化できる10の方法をまとめてみました。

ここに記載した10の方法は、私が実際に宅配の現場で試してみて、効果を実感したものです。

合う合わないはあると思いますが、やらないよりやった方が、効率は高まると思うので、是非、実戦していただけたらと思います。

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