現役の配達員です。
配達員なら「あるある」と思わず言ってしまいそうな、遭遇する頻度の高いことの中から、ムカついたことをランキングにしてみました。
【1位】再配達時の不在
再配達時の不在が、配達をしていて、最もムカつきます。
堂々の第一位です。
私たち配達員が配達に行って、荷受人が不在なのは致し方ありません。
在宅している時間は、個人によってまちまちですから。
だからこそ、荷受人にとって都合の良い時間帯に再配達の依頼を掛けれるよう不在票を投函するわけです。
都合の良い時間に再配達の依頼を掛けたのにもかかわらず、不在ってお前……。
配達員は時間とガソリンを消費して、再配達に行ってるわけで、何のコストもなく再配達できるわけではないから、正直、再配達依頼で不在の荷受人には、何かしらのペナルティを科して欲しいと個人的には思っています。
一ヶ月間再配達依頼を掛けれないとか、時間指定できないとかね。
日本の宅配会社は、サービスの利便性の向上ばかりに目が行きがちで、実際、現場で働くドライバーが物理的にこなせるか否かが、頭から抜け落ちてるなと、常々思います。
ペナルティが一切なければ、やりたい放題やる奴が出てくるのは、当たり前なんだから、ペナルティを設けてくださいよ。
【2位】時間指定時の不在
時間指定時の不在は、宅配でムカつくことランキング第2位です。
自分にとって、都合の良い時間帯に配達を指定したにもかかわらず不在ってお前……。
正直、時間指定の荷物がなければ、最高効率で配達可能です。
出発地点から近い順に片っ端から配達していく、もしくは出発地点から最も遠いところから順繰りに配達していき、出発地点に戻っていけばよいわけですから。
配達効率を捨て、お客さんの希望通りに動いたのにもかかわらず不在だった時のムカつき具合は、言葉で言い表せません。
特に、私のような単価制で働いている配達員は、収入に影響してきますから、割と腸が煮えくり返ってますよ。
【3位】雨の中、待たされる
雨の中、待たされるのが宅配でムカついたことランキング第3位です。
雨の中、配達に行って、呼び鈴を鳴らしてから、数分出てこない時が結構あります。
これは、かなりムカつきますね。
雨の中、外で1分立つって、すごくきついです。
衣服がずぶ濡れになるので、体が冷えますし、着替えても、雨の日はすぐにずぶ濡れになってしまうため、いちいち着替えません。
そうすると、体が冷え切ってしまい、気だるくて仕方がない。
体の冷えによって体力を持っていかれるせいか、頭がぼんやりしますし。
呼び鈴を鳴らして、瞬時に玄関を開けるというのは、よほどの反射神経をもっているか、玄関の近くにいて、訪問者の受け入れ態勢がいつ何時であっても整っているという方でないと無理なので、現実的ではないと配達員も分かっていますから、そこまでは求めていません。
ただ、数分はさすがにないでしょ、とは思ってしまいます。
たまに、配達員が呼び鈴を鳴らしてから、すぐに去ってしまうという意見を述べている方がいらっしゃいますが、そういう方は、是非、雨の中、外で1分立ってみてください。
そして、その後、着替えずに一日過ごしてみてください。
そうすれば、私たち配達員の大変さも少しは理解できるのではないでしょうか。
私たち配達員は、雨の中の配達で、それを一日に数回から十数回、味わってますけどね。
雨の中、私たち配達員が待たされるということは、荷受人の荷物も濡れるということなので、お互いの利益のためにも、素早く荷物を受け取ってもらえるとありがたいです。
【4位】雨の中、外で代金引換
雨の中、外で代金引換は、宅配でムカつくランキング第4位です。
雨の日って、空が曇っていて、暗いので、お札・小銭が数えづらく、作業しづらいです。
雨風にさらされるため、お金が飛んでいきそうになるし、お札がくしゃくしゃになってしまい、保管もしづらい。
雨に濡れてくしゃくしゃになった一万円札に印刷された福沢諭吉の悲しそうな目、あなたは知っていますか?
【5位】夜の時間指定
夜の時間指定は、宅配のムカつくランキング第5位です。
夜遅くまで仕事されていて、早い時間帯だと荷物が受け取れないという方、本当にごめんなさい。
夜遅くでないと荷物が受け取れないという方が一定層いるのは、理解しているのですが、それでも辛いものは辛いですし、ムカついてしまうものは、ムカついてしまうのです。
エリアを担当している配達員って、荷物を渡せないと、渡せなかった荷物は翌日に繰り越されてしまい、翌日の配達が大変になってしまいます。
なので、夜遅くの時間指定が入っている荷物であっても、早く帰りたいから配らなくてもいいや、とはならないわけです。
そのため、夜の時間指定を配達するために、帰宅時間がどんどん遅くなり、労働時間が伸びてしまうため、ムカついてしまうのです。
まとめ
配達員が「あるある」と言ってしまう事柄の中から、ムカついたことをランキング形式で紹介してみました。
基本的に配達員は、荷物を効率よく配ることができれば、不満に思うことはあまりないでしょう。
なので、配達効率を阻害するような荷受人の行動にムカつくことがほとんどだと思います。
もちろん、私たち配達員に常に気を使ってくれと言っているわけではありません。
ただ、雨が降っている時は、呼び鈴がなったらすぐに対応するなど、ほんの少しの気遣いで、荷物の受け渡しがスムーズになり、配達員の不満も減ると思います。
荷物の受け渡しがスムーズになり、配達にかかる時間が短縮されれば、その分、荷受人の荷物が痛まないように、こまめに荷台の整理をしたりするなど、荷受人の利益につながる行動に時間を割けるようになります。
配達員の不満が減るということは、荷受人の利益にもつながるので、この記事を読むことによって、配達員がどのようなことにムカついているのか、知ってもらえたら、ありがたいです。
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