筆者は宅配ドライバーです。
運転の仕事はリスクが高いと感じており、宅配ドライバーをやっていて、どういった部分でリスクが高いと感じたのか紹介しています。
運転の仕事のリスクが高い理由
学生の下校時間と仕事時間が被る
運転の仕事はリスクが高いと感じてしまう理由の1つに、学生の下校時間と仕事時間が被ることがあげられます。
学生は、運転を生業とする人にとって、天敵です。
車を運転したことがないので、運転する側の気持ちが理解できないからです。
日本の交通ルールだと、歩行者が優遇され過ぎているので、モンスター化します。
急に飛び出してきて、轢いてしまっても、飛び出してきてもすぐに停まれる速度で走行していなかった運転手が悪いというルールになっているからです。
このルールでは、歩行者は気を付けようと思いませんし、何かあれば、すべてドライバー側でどうにかしてくれると考えがち。
しかし、現実はそうではありません。
運転手は万能ではないので、死角になる部分は見えませんし、急な飛び出しなどは対応しきれません。
歩行者側はすべて運転手がどうにかしてくれると思っており、運転手はどうしようもできない部分があるので、このズレが事故を引き起こします。
社会人で運転経験がある方はともかく、学生はないので、このズレが大きく、急な飛び出し・自転車での並列走行・逆走など、危険な行為を何の危機感も持たずに平気で行います。
交通安全は、歩行者と運転手の双方が意識することで、より高い精度となることを運転経験のある大人が学生へと伝えていかないと事故は減らないでしょう。
ですが、宅配ドライバーとして現場で働いていますが、そういった意識はあまり浸透していないのが現実なので、運転の仕事はリスクが高いと感じてしまいます。
老人が散歩しているエリアも走らなくてはならない
運転の仕事はリスクが高いと感じてしまう理由の1つに、老人が散歩しているエリアも走らなくてはならないことがあげられます。
老人も、運転を仕事にしている人にとって、天敵です。
学生同様、急に飛び出してきます。
ただ、学生と大きく異なるのは、動きが鈍いということです。
耳が遠くなっていて、車が後ろから近付いている音を聞き取れず、確認せずに急に道を渡ろうとしたり、よろけて飛び出してきたりしますが、学生と違って動きが緩慢なため、注意を払っていれば、対応できたりします。
その点で、学生よりは危険度が低めですが、それでもリスクが高いです。
荷物を高積みするので後ろが見づらい
運転の仕事はリスクが高いと感じてしまう理由の1つに、荷物を高積みするので後ろが見づらいことがあげられます。
宅配ドライバーの仕事にかかわらず、運転の仕事は荷物を荷台にたくさん積み込みます。
なので、後部を目視しづらいので、サイドミラーやバックカメラを使います。
ですが、サイドミラーやバックカメラは、後部をくまなく見れるわけではないので、サイドミラーやバックカメラに加えて目視も併用した時と比べると、やや安全度は下がります。
なので、後ろが見づらいことで少しだけリスクが上がってしまうと思います。
細い道を頻繁に通る
運転の仕事はリスクが高いと感じてしまう理由の1つに、細い道を頻繁に通ることがあげられます。
宅配ドライバーは特にですが、どうしても配達を完了するのに細い道を通らなければならない時があります。
細い道は車をこすりやすいですし、側溝がある細い道なんかは、落ちてしまったら大惨事です。
車が傷むリスクが高いので、嫌ですね。
配達する荷物が多いと焦る
運転の仕事のリスクが高いと感じてしまう理由の1つに、配達する荷物が多いと焦るがあげられます。
宅配業界では、持ち出した荷物を1回も配達しないことを未配達と言い、極力未配達を出さないことが求められます。
なので、未配達を出さないよう効率よく回るわけですが、荷物が多いとどうしても焦ります。
特に繁忙期はそれが顕著です。
焦ると、視野が狭くなってしまうので、事故を起こしやすく、リスクが高いです。
なので、配達する荷物が多くて焦る時があるので、運転の仕事はリスクが高いと思います。
運転の仕事はリスクが高いが稼げる
運転の仕事はリスクが高いけど稼げます。
なぜなら、個人事業主が成り立つ職種で、単価制で稼げるからです。
宅配ドライバーは典型的な例で、配る個数が多ければ多いほど儲かります。
年収1000万は、報酬単価を交渉しないと難しいですが、600～800万円ぐらいは、努力次第で十分稼げるでしょう。
下記記事は、1日で170個荷物を落としたドライバーのやり方をもとに、宅配戦略をまとめているので、宅配で稼いでみたいという方は、是非、参考にしてください。
まとめ
宅配ドライバーである筆者が、運転の仕事はリスクが高いと思う理由を紹介しました。
運転はどうしても人身事故を起こすリスクがあるため、職種の中では、リスクが高い仕事だと思います。
しかし、一方で、取得難易度が高い資格や特殊なスキルを持たないでもはじめられる仕事にもかかわらず、そういった特殊な仕事に近いぐらいの報酬を努力次第で勝ち取れる仕事でもあります。
リスクは高いけど、同時にリターンも悪くはないので、人生再出発したいという方は、挑戦するのも良いかもしれません。
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