フリーランスはやめとけ。知らないと後悔すること

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筆者はフリーランスの軽貨物ドライバーとして活動しています。

フリーランス活動を通して、「フリーランスはやめとけ」と言いたくなる時が時々あるので、なぜ、やめたほうがいいのか紹介しています。

フリーランスはやめとけと言える理由

フリーランス=自由ではない

フリーランス=自由ではありません。

私は会社員時代、フリーランスになれば労働時間・対人関係・会社のルールに付き合わされず、自由に仕事ができると思っていました。

しかし、フリーランスになって、そうではないと実感しました。

まずは、労働時間について。

軽貨物ドライバーは職業柄、何時までに荷物を届けて欲しいという依頼が多いので、早朝から夜遅くまで仕事をせねばならず、労働時間は定められていないけれど、結局、時間に自由がそこまでききません。

エンジニア等、他の職業であっても、納期が存在するので、納期に間に合わすために切羽詰まって仕事をせねばならず、労働時間は決まってはいないけれど、自分に厳しく行動しなければならない時もあるでしょう。

次に、対人関係について。

取引先に自分にとって嫌な人間が一人もいないという状況は存在しません。

軽貨物ドライバーの場合、依頼人・荷主・荷受人の3者とは接点を持たねばならないので、この中にうざい人がいても、かかわらざる得ません。

完全に人とのかかわりを断っても遂行できる職種であれば、対人関係は自由となりますが、そういった職種は極めて限定的だと思います。

最後に、会社のルールについて。

フリーランスは、個人事業主なので自分で好きにルールを決めれます。

しかし、取引先の会社から言われたルールは守らねばなりません。

軽貨物ドライバーの場合、配達方法・配達時間・服装などですね。

独自サービスを展開するなど、自分で仕事を生み出しているのならばルールは自由にできますが、仕事を委託されている場合は、依頼人の指定するルールを守らねばならないので、自由ではありません。

フリーランスは、フリー(free)という単語が含まれているせいもあってか、自分の自由に好き勝手できると想像しがちですが、自由度を高めるためにフリーランスとしてどういう風に仕事をしていくか計画を練って形にしていかないと、自由にはなれません。

フリーランスが稼げるとは限らない

フリーランスが稼げるとは限らないので、やめておいた方がいいと思います。

フリーランスの収入は、社会情勢で大きく左右されます。

例えば、私がやっている宅配業務で言えば、コロナの影響でネット通販の売り上げが増加し、仕事が増えていると思われがちですが、実際は、コロナ過で収入減になっている個人も多く、経営が傾いた法人も少なくないため、物量自体が減少傾向にあります。

なので、例年に比べ、稼げる金額は減っています。

このように、何かしらの影響で収入が減少してしまうことも珍しくないため、複数の収入先を作るなどして対策を講じておかないと、安定感が出ません。

なので、フリーランスになれば安定して高収入を得られるという幻想は捨てましょう。

フリーランスは経費を自己負担しなければならない

フリーランスは経費を自己負担しなければならないため、やめておいた方がいいでしょう。

会社員の場合、通勤手当・家賃手当・営業手当など、仕事を遂行するにあたってかかる経費を会社が負担してくれます。

しかし、フリーランスの場合、経費はすべて自己負担です。

もっと言えば、仕事をいくらで請け負うか、経費を加味したうえで決めなければならない。

経費を自己負担するということは、金銭的負担はもちろんのこと、経費を加味したうえでいくらで仕事を請け負うか悩まなければならない精神的負担もあるので、線が細い方は、特にやめておいた方がよいと思います。

フリーランスは調べることが多い

フリーランスは調べることが多いので、やめておいた方が良いと思います。

会社員の場合、自分が営業部に所属しているのなら、営業の仕事だけしていれば問題ありません。

しかし、フリーランスの場合、営業はもちろんのこと、確定申告について調べたり、税金対策について調べたり、人を使うなら人事関係についても調べたりと、ありとあらゆることを調べなくてはなりません。

お金を払って、他人に委託するか、自分で調べるしかない。

経済的に余裕があれば、自分の苦手分野はすべて委託してしまっても問題ないと思います。

しかし、パトロンがいるなり、親から事業を引き継いで、ある程度地盤が固まっているなり、特殊な条件が揃わないと初期段階からお金に余裕があることはないと思います。

ですので、フリーランスは分からないことを貪欲に調べる姿勢を求められるので、主体的に動くのが苦手という方は、やめておいた方がよいと思います。

フリーランスは営業能力が必須

フリーランスは営業能力が必須なので辞めといた方がよいと思います。

会社員の場合、仕事量の多さにかかわらず固定給が貰えます。

一方、フリーランスの場合、仕事を請け負わなければ収入が発生しません。

そのため、営業能力が必須になるので、他人に強く意見を言うことが苦手という方は、やめておいた方が良いと思います。

フリーランスでなくとも楽しく仕事はできる

フリーランスでなくとも、楽しく仕事はできると思います。

フリーランスを志す方の多くは、大なり小なり会社に対しての不満があるのだと思います。

なので、会社員をやめてフリーランスとして独立しようするわけですが、一旦、落ち着いて考えましょう。

今、自分が不満に思っていることがフリーランスになることで解消されるのかを。

「働き方改革」を行っている企業が増えつつあります。

例えば、フリマアプリを運営する“メルカリ”では、産休期間の延長や産休・育児休暇中の給与を100%保証する取り組みが行われています。

Soft bankでは、在宅勤務制度・副業解禁・定時退社Dayなど、今までの日本企業では考えられないような素晴らしい労働環境整備を行っています。

このように、会社員が楽しく快適に仕事できるよう取り組んでいる会社も増えているので、フリーランスにならずとも、転職することで、不満を解消できる可能性も十分あるわけです。

昨今は、下記のように個人の特徴に合わせた転職サービスも充実しているので、上手に活用しましょう。

個人の特徴に合わせた転職サービス
・10代、20代、第2新卒の転職に強い:第二新卒エージェントneo
・既卒、第二新卒、フリーター、ニートの転職に強い:ウズキャリ
・【リクルート運営】地域密着型転職サイト:はたらいく
・【リクルート運営】女性のための転職サイト:とらばーゆ

まとめ

フリーランスはやめておいた方がいいという理由を紹介しました。

目的をもってフリーランスになる分にはいいと思いますが、会社員が嫌だという理由でフリーランスになると、フリーランスになった後、「思っていたのと違う」と言うことになり、後悔することになります。

ですので、フリーランスの負の側面を包み隠さず紹介したので、本記事を参考にフリーランスになるか会社員を継続するか決めるとよいと思います。

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